【ベランダで干し柿の作り方】いつ干すの?なぜ渋柿を使うの?
こんにちは
12月に入り寒さが本格的になってきました。
毎年この時期になると仕込むのが「干し柿」です。
ベランダや軒下に吊るしてある光景を見かけるとなんだか嬉しくなります!
ところで、
「干し柿ってどうやってつくるの?」
「作ってみたいけど、めんどくさそうだし、なんだか難しそう…」
そんな質問や感想頂くのですが、柿の皮をむいてベランダに吊るすだけなんです!
一度自家製の干し柿を食べると、市販の干し柿には戻れません。
それくらい味が濃くて美味しさも格別。
丁寧な時間がごちそうを作ります。
今回は、干し柿の作り方に加え、何故渋柿を使うのか?いつ仕込んだらいいのか?を説明します。
干し柿はなぜ渋柿を使うの?
干し柿に使う柿は「渋柿」です。
フルーツとして食べる甘柿ではなく、えぐみがある渋い「渋柿」を使います。
何故渋柿を使うのでしょうか?
渋柿は字の通り、強烈に渋くて食べることはできません。
(一度間違えて食べたら口の中が大変なことになりました。。)
しかし、渋柿は渋みが抜けると甘柿よりも糖度が高く、美味しい干し柿ができるからです。
干し柿の仕込む時期
干し柿は一般的には、11月〜12月に干します。
干し柿は気温と湿度が肝心。
雨が続いたり、気温が高いとカビの原因になります。
日中の気温が10度以下になり、乾燥したお天気の日に干すようにしましょう。
カビ対策は、熱湯につけたり、お酒をふりかけたりしますのでご安心くださいね。
(干し柿の作り方で説明します。)
干し柿作りに必要なものと作り方
それでは、干し柿作りに必要なものや作り方を説明していきますね。
【干し柿作りに必要なもの】
・干し柿 作りたい量(1本のひもの両橋に2個吊るすので、偶数がおすすめ)
・キッチンバサミ
・果物ナイフ
・ピーラー
・ひも(60cm〜70cm。柿2個で1本。ビニール紐でOKです。)
・大きめの鍋(煮沸消毒に使います)
・40度以上の焼酎やラム酒など(カビ対策にスプレーします。)
・スプレーボトル
・洗濯ハンガーやハンガー
【干し柿の作り方】
1.ヘタ周りの皮をむきやすくするため、ヘタの葉を切ります。
Tの枝は吊るすので絶対に切らないでください。
2.皮をむきます。
ピーラーが断然楽ちんです。下からむいていきましょう。
3.ヘタ周りの皮は果物ナイフでむきましょう。
4.柿のT字の枝に紐を結びます。
(両端に1個ずつ結んでいきます。)
5.鍋に湯を沸かします。
熱湯に5〜10秒つけてあげます。
(カビが生えにくくなります。)
6.ベランダに干します。
(雨があたらない場所にしましょう。)
柿と柿があたらないように吊るします。
物干し竿に吊るしたり、ハンガーで吊るしたり、ご自宅のベランダにあわせてください。
7.40度以上の焼酎やウイスキー、ラム酒をスプレーボトルに入れシュッシュッとスプレーしてください。
さらにカビ防止になります。
8.1週間は何もせず干したままにします。
9.1週間経ったら、親指と人差し指で優しくもみます。
(早く渋が抜けて甘くなります。)
あとは3日おきにもみます。
10.2〜3週間経ったら食べ頃です。
じゅわーっと甘みがお口いっぱいにひろがり幸せな気持ちになります!!
干し柿は日本最古のドライフルーツと言われています。
是非、このおうち時間を利用して、干し柿を作ってみませんか?
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